豆腐が好きな男の日記

ペスコ・ベジタリアンの食生活

肉を食べるのを止めた理由。#ペスコ・ベジタリアン

さて、今回は私が肉を食べなくなった理由を説明していきたいと思います。

 

実は今より前に一度、肉を絶つまではいかないにしても、摂取量を減らしていた時期がありました。

 

当時の私は、大学の部活でバスケットをしていました。肉を食べない方が体への負担が少なく、パフォーマンスが向上するという情報を目にしたので、それから色々調べ、部活動を引退する1ヶ月前ぐらいは肉の量を減らし、植物性食品中心の食生活をしていました。

 

まあ要するに、"健康上の理由"からです。

元から引き締まっていましたが、更に磨きがかかり、より俊敏な動きができるようになったと感じました。また、慢性的な疲労を感じることも少なくなりました。

 

まあしかし、部活動を引退した後は今までしてきた食事に戻しました。理由は単純明快で、お肉が好きだからです。健康には良くないと分かっていても、まあおいしいですもんね。健康とは矛盾する行動はほとんどの人がしていると思います。昔も酒は"百薬の長"などと言われましたが、最近の研究結果では少しでも飲むだけで体に害を及ぼすとされています。まあでも大体の人がお酒飲みますもんね。

 

そんな私が、なぜもう一度肉を絶とうという決断をしたかというと、それは"健康上の理由"が第一ではないからです。

 

理由はいくつかありますが、1つ目は、"環境上の理由"です。

牛や豚、鶏を育てる畜産業は、私達の想像以上に地球に害を及ぼしています。

畜産業での温室効果ガスの排出量は運輸業よりも多いです。

放牧のために多くの森林が切り倒され、アマゾンの多くの森林が失われています。

また、牛が出すメタンガスはとても濃度が高く温暖化への影響は甚大です。

私も牛が排出するメタンガスのことは耳にしたことがありましたが、その時は正直「牛もただ自然で生きているだけなのに、そんなこと言ったら可哀そうや」と思いました。しかし、まあ人間が食べるために育てている訳ですからね。

まあ二酸化炭素を酸素に変えてくれる森林を切り倒して、メタンガスという温室効果ガスを排出する牛を過剰に育てているっていうことです。

そして、牛や豚が排出する糞の量は莫大で、農場の近隣住民は汚染問題に苦しみ、病気にかかる人が続出しています。引っ越したくても貧しいから引っ越せないというのが現状です。

要するに環境破壊や人権侵害に加担したくないということです。

 

2つ目は、”倫理上の理由”です。

唐突ですが、みなさんは牛を殺して捌くことができますか?これは技術的な話ではなくて、精神的な話です。私には到底できません。想像しただけで気分が悪くなります。もちろん中には殺せるよという方もいるとは思いですが…。

皆がこのことに実は気づいているはずですが、後ろめたいことなのでどうしても目を背けがちです。この辺りが、私が乳製品、卵、魚を完全に排除せず、肉だけ食べないという答えの一部です。といっても私にとっては魚を捌くのも結構しんどいです。ここで述べたいのは、自分の代わりに誰かを辛い目にあわしたくないということです。

また、スーパーで売られているような安い鶏は、劣悪な環境で育てられています。生まれた時から狭いスペースで飼育され、感染病も蔓延しやすい環境です。感染病を防ぐために薬が投与されています。

そして、この畜産業では大量の水や食料が使われています。

世界では飢えで苦しんでいる人が大勢いるのに、畜産のために作物が栽培され、牛や豚、鶏にエサが与えられています。

いわば肉というのは、誰かの生活を踏みにじった上で一部の人が享受できる代物というわけです。

 

そして3つ目が、やはり”健康上の理由”です。

人類は肉も魚も野菜も食べる雑食だと思っている人も多いと思いますが、そんなことはありません。人類の犬歯や腸の長さはもう完全に草食動物のものです。肉を食べなきゃタンパク質不足になるとか体調不良になるとか思っている人もいますが大丈夫です。少し栄養学を勉強し、正しい食生活をしていれば不健康になることはまずないでしょう。ここで一番強調しておきたいのは、「人類は肉を食べなくても生きていける」ということです。

 

まあ今まで色々と理由を述べてきましたが、一番の大きな理由は、この世界が「腐っているから」です。

いや何か急に過激な発言してますやんと思った方もいるかもしれません。申し訳ないです。これからきちんと説明します。

1つ目の理由で、環境上の理由と述べましたが、環境保護団体として活動しているグループはこの地球という惑星にも多く存在しておられます。その団体たちは人類にとって必ずしも必要ではない畜産が環境に大きな影響を与えていることを知っておきながら、誰も畜産の規模を縮小すべきなどとはおっしゃりません。畜産より影響の少ない自動車には言及していますが。

理由は簡単です。「畜産業界から支援を受けているから」です。

環境を保護しようという団体が、環境を汚染する食肉業界からお金をもらっているというのが実情です。それほどまでに畜産業界の持つ権力は大きく、これに逆らえば、環境保護団体もやっていけなくなるため、仕方なく口を閉ざすほかありません。

そして、3つ目に健康上の理由と述べましたが、アメリカの国立ガン研究所などの、人々の健康を守るべき機関も畜産業界からの支援を受けています。なんなら健康的な食事のレシピとして肉料理を掲載したりしています。

もう何が何だか分からなくなってしまいますよね。

テレビで畜産の問題を取り上げることができないのも、食肉業界や乳製品業界がスポンサーにいるといった背景があります。

 

今まで私が述べてきたことを総括すると、私が肉を食べるのを止めた理由は、

「地球環境を汚染し、飢えで苦しんでいる人を無視し、動物の命を殺してまで、絶対に食べる必要のない物を食べたくない。そして、人々の健康と地球環境を害して私欲を貪る業界の後押しをしたくないから。」といった感じでしょうか。

 

ちなみに今回述べた知識は、Netflixから「健康って何?」、「Cowspiracy:サスティナビリティの秘密」、「ゲームチェンジャー~スポーツ栄養学の真実~」の3作品、「ぼくが肉を食べないわけ」という本などから得た知識です。具体的な数字を覚えていないので、一部の人にとっては説得力のない説明になってしまったかもしれませんが、大筋は合っていると思います。時間があればそれぞれの要点をまとめて、このブログに掲載したいと思っています。その際今回の中で間違っている部分があれば訂正しようと思います。

 

そして最後に申し上げておきたいことがあります。現代は情報が蔓延しているので、何が正しい情報かというのは本当に判別しにくいです。だから情報を鵜呑みにせず、自分なりに何が正しいかきちんと考えることが大事だと思います。私の今回の記事もまず疑ってかかってください。私は私なりに勉強し、考え、肉を食べない方がいいといった結論に達したまでです。

 

最後になりましたが、今回も目を通して頂きありがとうございました。