豆腐が好きな男の日記

ペスコ・ベジタリアンの食生活

食品廃棄問題について。当たり前じゃねぇからな。

まず、皆さんに問いたいことがあります。

 

あなたは外食した際食べ物を平気で残していますか?もしくは家での食事で食べ物を残して捨てていますか?あなたは購入した食材をしばしば腐らせて廃棄していますか?

 

この質問のいずれかに対して、「はい。」と答えた人、私個人の率直な意見ですが、感覚が狂っていると思います。

 

私は23年生きてきましたが、食べ物を平気で捨てる人や粗末に扱う人をそれなりに目にしてきました。特に大学に入ってからは飲食店でアルバイトをしていたので、食べ物を残して帰る客を見ることもありましたし、食材を粗末に扱う社員の人もいました。

その中でも一番ひどかったのは、飲食チェーンの新店舗出店時にオープニングスタッフとして働く、というか調理の練習をしていた時でした。店舗オープン前の練習だったので当然お客さんが食べるということが無いわけですが、社員の方がもう息をするかのように完成品をゴミ箱に捨てていました。まあそれなりの大手だったので細かいルールがあるのかは知りませんけど、退勤した後に皆で食べるとか、希望者がいれば持って帰れるようにするとか、柔軟に対応できたりはしないんですかね。

次々とゴミ箱に捨てられていく食材をただ見てる時の僕の胸の内なんて、もう頂上戦争時のコビー状態でした。

「もうやめましょうよ~。もうこれ以上食べ物捨てるのやめましょうよ~。命がもったいない~」って感じでしたね。

 

すみません、ちょいとふざけました。自分の方が感覚狂っているのかなと思うことも何度かありましたが、やはり食べ物を粗末に扱うほうがおかしいと思います。確かに今日では食べ物に恵まれ、当たり前のようにそれを享受できている人がほとんどです。しかし、この国でも貧しさゆえに十分に食べられない人もいますし、世界全体を見渡せば、9人に1人が飢えで苦しんでいるのが現状です。

 

FAO(国際連合食糧農業機関)によれば、世界では食料生産量の3分の1に相当する13憶トンが毎年廃棄されているそうです。この中には食品加工の段階で出るもともと食べられない量も含まれているそうですが、3分の1は流石に多すぎると感じますね。

 

時代が変わり、確かに食べ物の価値は変わったかもしれません。しかし、食べ物への感謝やありがたみは忘れてはいけないと思います。植物も動物も大切な命です。しかし、植物の命を軽んじるつもりはないのですが、環境を汚して、人権を侵害して、動物を殺してまで手に入れた肉を簡単に捨てるのは、もっと違うと思います。

 

朱海平原で戦っていた人達や鄴にいた人達をみれば食べ物のありがたみが分かりますよね。

では、最後に加藤浩次さんの言葉を拝借して締めたいと思います。

「当たり前じゃねぇからな、この状況。」

今回も読んでいただきありがとうございました。